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宮城県、昌学寺の不老桜

【現状】寺の本堂に向かって左側に位置し、根本から約4 mの所で大枝は4本に分かれる。現在枝の上部は枯れているが、大枝の途中から垂れた枝は6 mにも達する。幹の下部には瘤がいくつかあり、樹齢300年以上と推定される。薄紅の枝垂桜で樹姿は均斉がとれており優雅である。


【来歴】仙台市の榴ケ岡公園の枝垂桜と同類、同年代と思われる。


所在 宮城県登米郡石越町北郷字赤谷 昌学寺境内
周囲目通り 3.1m
根周り 4.5 m
樹高 約20m
樹齢 約300年

平年開花日 4月中旬~下旬

35年前の写真ですので,現状とはずいぶん違います。現在枝垂桜の上部の花は無く,樹勢はかなり衰退しています。昌学寺の住職さんにこの桜の開花の時期を電話で訪ねたら親切に教えてくれて,住職さんが教えてくれた通り私が到着した朝,見事に満開になっていました。住職さんと立ち話をしている時に,不老桜と言っても上部の枝が枯れて来てしまったと,少し悲しげに話しておられました。当時のこの枝垂桜は花をつけた枝が滝のように枝垂れて地面ギリギリにまで達し、全国的に見ても三春の滝桜に次ぐ素晴らしい枝垂桜でした。

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About 写真家 佐々木ゼン

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