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愛媛県、世善桜

【現状】地上 5m 位から主幹は腐りその途中から大小 3 本の枝が出ている。その枝に花が咲いて美ししい。十数年前の台風で上部の幹が折れ、それまでは幹にも花をつけていたが、昭和 55 年を境に急速に枯れ始めたという。民家の裏山の土手の上にある。 【来歴】文明年間にこの地を...
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長野県、円満坊の桜並木

【現状】30年前の資料では7本あると書かれてあるが、現在残っているのは旧参道入り口にある2本で、天竜川を見下ろす山の中腹にあり樹勢は盛んである。その他に2本あるが、地上3m位で腐朽し僅かに花をつけていた。 【来歴】吉野時代から室町時代に初期にかけてこの地方にいた豪族が、功あっ...
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山梨県、城下の四季桜

【現状】この桜は、春と秋の2回開花することから四季桜もしくは10月桜と呼ばれているもので、県下にまれにみる品種であるため、県指定天然記念物となったものである。木樹は、元ここに太い幹のものがあり、それが枯れて蘖が育ったものである。四季桜にはー重のものと八重のものがあるが、本樹はー重...
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島根県、山本の枝垂桜

【現状】地上3.5m位の所から3本の支幹別れ、上部の枝はー部枯れている。樹齢は150年前後と思われる。この桜は何代目かの桜で,代々植え次がれたものと思われる。後ろの土蔵や石垣、小高い山を背景にして、満開の花を咲かせる。 【来歴】安土桃山時代に中国(明の時代)に桜の苗を持ち帰り...
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愛媛県、、西法寺の淡墨桜

【現状】現在の樹は元の樹の蘖であろう。 1989 年 3 月 31 日現在まだ花は咲いてはいない。松山市内の染井吉野よりも 1 週間ほど遅れる。花びらは 16 枚位でやや濃い紅色で、葉も開花と同時に出る。 【来歴】昔、本寺が焼失した時に、備中の僧辨毫が来て本尊が無いのを...
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熊本県、熊本城の桜

【現状】加藤清正によって造営された熊本城は天下の名城として名高い。城内には染井吉野を中心に山桜、ヒゴザクラなど約800本の桜がある。昭和35年に再建した天守閣と染井吉野との取り合わせが見事である。 所在 熊本県熊本市本丸 平年花日 4月上旬 熊本地震では大きな被害を受...
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山梨県、実相寺の山高神代桜

【現状)幹の基部から多数の支根が出て、互いに癒着して複軸を形づくり、その上部は基幹となっている。基幹の上部はもと1本の主幹と4本の支幹に分かれていたが風雪のため折れて樹形を損じている。 【来歴)日本武尊(皇紀742~73)東征の時、この地にとどまり記念に手植えされたものという...
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岐阜県、善勝寺の泰澄桜

【現状】境内入口の土手の上に位置する。地上3mの所から幹は3本に分かれ淡紅色の花を付けている。江戸彼岸桜の巨木である。 【来歴】この桜は安土桃山時代に,郡上藩主遠藤家が各寺に植えた桜と伝えられている。往時、白尾山霊山に参拝する人々がこの桜をもう一度見る為に見返った事で,見返り...
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島根県、長瀬の枝垂桜

【現状 この桜は長瀬の大シダレザクラと言われ島根県内でも有数の大桜であるため県の天然記念物に指定された。樹齢推定400年とあるが私の見たところではこの桜は150年から200年程度と思われる。枝張りは東西20m、南北16mにおよび花は5弁で4月の上旬に開花する。 所在 鳥取県八...
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三重県、照源寺の金龍桜

【現状】現在の木は、何度か植え継がれたものと思われる。花びらは6~12枚、中には花びらが変形したものもある。色は淡紅色、葉も同時に出る。花の直径4~5 cmである。 【来歴】この桜は桑名城主・松平定綱が摂津の天台宗金龍寺から分植したもので、「徳川時代初期以来存在している名木の...
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静岡県、法泉寺のシダレザクラ

【現状】十数年前、寺のー部を取り払づてからその下の根が傷み、上部の枝が枯れてしまった。現在木全体が西の方に傾いている。平年の満開は4月上旬である。 所在 静岡県天城湯ヶ島町法泉寺境内 県指定天然記念物 周囲 4m 樹高 18m 樹齢 350年 平年開花日4月上句 ...
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山梨県、本郷の千年桜

【現状】本樹は江戸彼岸桜の巨樹で、白い花が咲くので、一名白彼岸桜とも呼ばれている。植物形態学上興味深いのは、地上約5 mの位置で主幹の空洞中に根をおろしている点である。枝張り東西15.5m、南北14.4m、富士川を見下ろす山の中腹にあり、やや海抜の高い所にあるため他の桜よりもー週...
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石川県、飯川のヒヨドリ桜

【現状】古株2本新芽が6本ある。本樹は日本固有の桜で、現在地に同類を見ない稀有の品種である。大島桜系統の里桜のうち特に菊咲き型に移行したー品種と見られ、葉柄及び花梗に多数の微毛がある事は他の菊咲きの諸品種に見られない著しい特長である。花弁は淡紅紫色で極めて多く、蕾は深紅色で中央部...
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長野県,梓川村の枝垂桜

【現状】十数年前牧草地だった所を畑地にするため80 cm程掘り返したところ、枝の上部から枯れ始めた。特に東側は主幹のすく協まで掘り返したため枯れかたが著しい。均整のとれた美しい枝垂桜である。 【来歴】この土地の地主が、先祖を供養するために植えたと言い伝えられている。梓川村には...
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長野県、昌福寺の枝垂桜

【現状】境内のほぽ中央にあり上部の枝は怙れているが樹勢は盛んである。毎年4月25日頃から開花し、観賞のため杖を引くものが多い。 【来歴】大阪城が落城して豊臣家が没落した大阪夏の陣に、諏訪二代藩主忠澄は徳川家康に従って出陣した。戦に勝って将士と共に帰国の際に関西から桜の苗を持ち...
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山梨県、神田の大糸桜

【現状】幹は根本から3本に分かれ、東側のものが最も大きく西側の幹はほとんど枯れている。樹高はそれほど高くはないが横に大きく張り出した枝の形状に特徴がある。本樹の根の下にかなり大きな岩があり、そのため根が横に広がりこのような樹形になったものと推測される。 【来歴】この地は累代幕...
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東京都、大島の桜株

【現状】東京都立大島公園から三原山に登る途中の左側に大島桜のー老樹があり、桜株の名が示すように、ただ巨幹の基部だけを残し、それから上部の主幹は早くから枯れて見えない。残基の高さ約1.5m。そこから大枝が3本出ており、南側の枝は地上に達し、それが根付いて地を這うように立ち上がってい...
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東京都、お会式桜

【現状】 お会式の桜 は彼岸桜で、平年、3月下旬、他に先がけて開花し気象にもよるが10月13日のお会式の頃にも開花することがある。 【来歴】弘安5年に日蓮上人が死去した時、宿舎の池上宗仲邸の桜が返り咲いたと伝えられ、以来お会式の時の日蓮宗の寺院では、仏前や万灯に桜花の飾りを用...
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東京都、代官町の桜

【現状】皇居を囲むお堀の北部、竹橋から乾門を経て千鳥ケ淵に通じる道路に並ぶ山桜で、数種類約195本有り、東京の中心部にある山桜並木としては珍しく、都内では桜上水の桜並木とともに貴重な存在である。場所柄だけにあまり知られていないが、花期には先に芽を出した若葉の緑と混じって、美しい影...
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山梨県、膝立ての天王桜

【現状】江戸彼岸桜の巨樹として県下有数のものであるため県指定天然記念物とされたものである。花はー花序に三ないし四花を付け、花色は淡紅色、花径18ミリ、花柄、萼ともに毛をもち、花柱に著しい密毛をもつ。枝張り東西23.3 m、南北19.7m、開花期は4月20日頃である。 県指定天...
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三重県、白子不断桜

【現状】里桜で、根元は盛り土を施し石垣をめぐらしている。古い株は既になく、二つの株から屈曲した新芽が発生している。冬の最中でも緑葉を付け、緑葉の中に美しい紅葉が混じり、また若葉が絶えず出ることと花が寒中からー年中咲き続け、また結実することなどでこの名がある。花は二重で白色、冬の花...
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山梨県、桜清水の桜

【現状】今から9 0年程前、本樹の前の民家から出火して本樹もその火事で焼失した。元の樹の周囲は、5~6 mはあったといわれる。しかし焼け残った切株の真ん中から蘖が出てきて、人々を驚かせた。それが現在に至っている。花びらは5枚~7枚で、7枚のものは花びらが1枚だけ細長く変形している...
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岐阜県、御母衣の荘川桜

【現状】荘川桜は御母衣ダムと国道156号線の間に位置し、照蓮寺の桜の方が3日程早く咲く。2本ともアズマヒガンの大樹である。 【来歴】御母衣ダムに水没した中野地区の照蓮寺、光輪寺の庭にあった巨桜で初代電源開発総裁高崎達之助氏のはからいにより重さ40トンはあったと言う巨樹を昭和3...
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兵庫県、正福寺のシダレザクラ

【現状)正福寺境内のほぼ中央に位置し、柵の中に周囲10 cmのものが2本、20 cmのものが2本、30 cmのものが1本、40 cmのものが1本、新芽が2本、その内30 cmのものと40 cmのものは2本の樹がよじれて1本の樹を形成している。花の開花の時、葉が多少出る。枝がやや枝...
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岐阜県、中将姫誓願桜

(現状】本堂前の盛り土の上に立ち、根本から10本の支幹に分かれている。黄芽、単鋸歯葉、白花で花径3.7cm、花びらは23~36枚、葯隔が仲びて白旗状を呈する。 【来歴】天平の昔、藤原豊成という貴人の姫に中将姫という美しくて賢いお姫様がおりましたが、維母に憎まれて殺されそうにな...
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岐阜県、臥竜の桜

【現状】大憧寺の脇の斜面に位置し西側に伸びた枝が地面に達しそのまま根付いた。現在その枝は途中で折れているが元はー本の樹であった。主幹には瘤が多く8メートル位の所から幹が折れている。桜の種類はエドヒガン桜です。 【来歴】1585年金森長近との戦いに敗れた三木国網がこの場所に埋葬...
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