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高知県、大藪の瓢箪桜

【現状】枝葉がよく繁茂Lて、占領面積約0.2haに及んでいる。1986年の撮影時は、花付きはあまり良くなかったが1989年には、満開の姿が見られた。数年前,この桜の回りが整備された。

【来歴】天正13年に大崎村の始祖大崎玄蕃がこの地に移住して来た時に,この樹に大山鎮を祀ったと伝えられ、樹幹に小祠がある。花が瓢箪型をしているのでこの名がついた。

所在 高知県吾川郡吾川村
周囲 6m
樹高 25m
樹齢 500
高知県で藪の瓢箪桜最も大きな桜で,高知から愛媛に抜ける国道から細い農道のような車1台がようやく通れる道をしばらく走るとこの桜のある村に着きます。下に写っている町が国道のあるところですから,かなり高いところにこの桜はあります。この村は斜面にへばり付くように民家が建っていて,その回りは茶畑になっています。私が初めて訪れた1986年は手前に写っている公園は無く桜の木の右側に細い道がついているだけの斜面でした。この年は花の付きが悪く残念な思い出帰って来ました。その後山の斜面は整備され公園になってしまいましたが、桜の古木の回りの現状を変える事は大変難しく地形を変えただけで桜が枯れてしまう事もあります。この桜は古木故に数年に一度しか満開になりません。最初の訪問から3年後再び訪れると見事な満開の花を見せてくれました。ただ残念な事にこの数年後、大型の台風の接近で写真向かって左側の大枝だが折れてしまいました。これだけ枝が繁茂している桜も珍しく500年の間よく風雪に耐えたことに感心しました。西日本の桜の大木は台風の被害を受けやすくこれだけの大きな桜は数えるほどしかありません。大枝だが折れた事は大変残念に思います。桜の種類はエドヒガン桜で長寿の桜です。
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About 写真家 佐々木ゼン

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