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岐阜県、霞間ケ渓の桜

【現状】池田山のー角で、山麓に通じる路傍に約1 km近くにわたって山桜の並木があり、若葉の色彩の変化が多い。この並木が尽き、渓流の小橋を渡り山麓の斜面に達する所から、山桜、江戸彼岸桜と枝垂桜とがあり、目通り幹回1.5mを越えるものもある。山上に多い常緑樹は桜の景観にー段の趣を添え...
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富山県、明日の大桜

【現状】地上2.5mのところから、支幹が4本に分かれている。主幹と支幹の至る所に補強蘇生工事が施されている。主幹には大小いくつかの瘤があり、支幹の損傷はほとんど無く14m四方に枝が伸び均整のとれた美しい巨木である。 【来歴】この桜のある法福寺は大同元年(806)に創建され,文...
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広島県、藤木の桜

【現状】庄原市民会館の入り口の向かって右側の土手の上にあり、上部の幹は折れて無くなているがその途中から枝が多数出ていて花を付けている。花は淡紅色で樹勢は盛んである。 【来歴】藤木という武士が討死して、ここに埋められたが、その後間もなく誰かの手によってその真上に1本の吉野桜を植...
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島根県、金谷城山桜

【現状】 金谷城山桜 は小高い山の山頂に位置し、地上1メートルの所から4本の支幹に別れている。そのうち西側の1本が折れている。枝張りは、東西19メートル、南北25メートルで非常に大きな木である。淡紅色の花を咲かせ,山陰の山間の村に春の訪れを告げる。 【来歴】この桜の種類はエド...
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京都、常照皇寺九重桜

【現状】江戸彼岸系枝垂桜で、本寺の開山堂前の広場に立っている。100年程前に位牌堂の火災により、東側の枝がー部焼失した。現在は西側の枝のみが往時を偲ばせる。昭和41年第16代佐野藤右衛門氏はこの桜を20本接ぎ木しその内の2本が根付いている。 【来歴】北朝第一代光巖天皇が開山し...
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京都、常照皇寺御車返しの桜

【現状】本樹は寺の本堂の横に位置し北側と南側に幹が分かれている。北側のものは既に枯れていて、南側に仲びた幹から枝が数多く出て美しい花をつけている。花の色は白色で、原形を留めている里桜の中では最も長寿の桜と思われる。花の開花は、京都市内よりも2週間ほど遅れる。奈良八重桜も有名である...
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福島県、横田陣屋の御殿桜

【現状) 江戸彼岸桜(薄紅枝垂桜)の大変均整のとれた古木である。 来歴】横田陣屋址は、横田屋敷の北の山で菅原神社の東より護真寺境内にいたる長方形の敷地がその遺構で、御殿桜は宝暦2年(1752)領主溝口真寛が以前の陣屋を拡張し、自ら居館を設けその時に植えたものと伝えられ、土地の...
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愛知県、木曽川堤の桜

【現状】木曽川に沿って約8km、幅10mの堤防上にある桜並木。樹種は江戸彼岸桜、枝垂桜、少数の山桜をまじえまた里桜のある所もある。並木の起点である北方町の大日神社付近から、東方しばらくの間山桜が多く次第に江戸彼岸桜、枝垂桜が多くなる。草井の辺りには、現在染井吉野が植えられており、...
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三重県、長徳寺の竜王桜

【現状】竜王桜は寺院の前庭にあって、根回り50cm 2幹盃状に開きだして枝を張り、その高さ3m、枝張り東西5.5m南北4.5mである。この桜は、フゲンザクラ、フゲンゾウと呼ばれる桜の異種で山桜や染井吉野より遅れて開花するので、若葉を交えて咲き誇るさまは実に美しく仏面に描かれた普賢...
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三重県鈴鹿市、石薬師の蒲桜

【現状】この桜は、山桜のー変種として植物学上からも珍しい。花は白で、直径3~4 cm開花と同時に葉が出る。3株あって、その内西側の株の傷みが激しく、その横から蘖が出ている。現在のものは、何代目かのものである。 【来歴】伝説では寿永のころ 蒲冠者源範頼 が征西の途中、鞭にしてい...
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奈良県,大野寺の桜

【現状) 大野寺境内に同じ種類の枝垂桜が2本ある。この枝垂桜の特長は枝垂た枝先に葡萄の房を幾っも付けたような花を付けることである。桜の種類はコイトシダレザクラが2本、ベニシダレザクラが10本で、コイトシダレザクラは樹齢250年を誇る。 所在奈良県宇陀市室生大野1680 大野寺...
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石川県、松月寺の桜

【現状】本寺の前通りに面する土塀に接して立っている。本幹は既に枯死し、根元から発生した小十数本の新幹から下りた根が本幹の腐朽した部分を支えてー見本幹と見える。枝張りは東西20m、南北17.6mで、枝のー部は土塀を貫いたり、土塀を越えて電庫通りの上まで出ている。この桜は山桜のー種で...
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三重県、三多気の桜

【現状】 三多気の桜 は、真福院に続く参道の両側約1.5 kmにわたる山桜の並木で、早咲きと遅咲きの桜が交互に植えられ、幹の太いものでは、目通り約3m樹高約15mに達する。 【来歴】建武2(1335)年9代にわたってこの地を治めた伊勢国司北畠氏の隆盛を極めた、ある代の当主が志...
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奈良県、長谷寺の桜

【現状)長谷寺は真言宗登山派の総不出で、四国三十三観音霊場である。境内全体に桜が植えられ、遠くからの眺めは吉野山を思わせる。桜の種類はおもに江戸彼岸桜で染井吉野、山桜、枝垂桜、紅枝垂桜なども混じっている。 所在 奈良県桜井市長谷寺 周囲 lm~3m 樹高 10m~20...
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東京都、上野の桜

【現状】約1700本あって染井吉野が主である。4月上旬満開になり多くの花見客で賑わう。 【来歴】桜ヶ丘の地名でわかるように江戸時代から桜の名所として知られていた所である。寛永年間に林道春によって植樹されたのが初めである。説には寛永16年に、三代将軍家光が天海僧正より法の奥義を...
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東京都、飛鳥山の桜

現状】 染井吉野 を中心に約500本、江戸の往時を再現するために里桜など多数植えられている。これらの桜は開花が遅く染井吉野が散ってから1週間ほどで開花する。 来歴】北区の滝野川地区の北部に連なる丘陵地で、江戸初期には欅の木が多かったといわれる。享保6年 八代将軍吉宗 が鷹狩り...
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島根県、三隅の大平桜

【現状】この桜は数本の木がーつになったように見え東の枝5本、西の枝6本に分かれ枝張り12~16mに及び満開時は壮観を呈する。昭和58年、59年は良く花が咲いたそうだが、60年と61年はほとんど花はなく残念であった。これは59年の水害の影響ということである。平成1年4月2日撮影、今...
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山梨県,身延山久遠寺の桜

【現状】 日蓮上人 が開山した 日蓮宗総本山久遺寺 の本院大伽藍前に2本の枝垂桜があって、いずれも樹齢は200年前後とみられる。本院横の庭にある技垂桜は、 身延山 を背景に、聖地にふさわしく俊美壮麗である。身延山の西谷の支院にはこのほかにも140本程の枝垂桜や江戸彼岸桜があり、...
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静岡県、狩宿の下馬桜

【現状】この桜は赤芽の白山桜で、花序4.5cm花径3 cm開花時期は4月15日前後である。かつては、目通り8.5cm枝張り東西22 m、南北16 mの巨木であったが、度重なる台風等により損傷し、往年の雄姿は忍ぱれない。しかし近年若芽の成長により樹勢を盛り返している。 来歴)こ...
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奈良県、仏隆寺の大桜

【現状】この桜は根回り7.7m、根株から2mのところで大小11本に分岐し、分岐枝の最長のものは幹回り1.2 mで四方に枝を広げ樹勢は衰えておらず県下で最大最古の桜として貴重な存在である。 仏隆寺の山桜として指定(昭和53年3月15日)されていたこの桜は開花期に鑑定を受けたところ...
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岡山県、吉念寺の醍醐桜

【現状】落合町から更に山の中ヘ入った村の岡の上にあり木の回りは、みつまたの畑になっている。非常に大きな樹で以前落雷を受けた跡があり幹の南側が損傷しているが樹勢は盛んである。 【来歴】元弘2年、 後醍醐天皇 がこの地に行幸した記念に植えたものであると言う。 所在 岡山県真庭郡...
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和歌山県、将軍桜

【現状】現在のものは3代目と思われる。2代目は少し離れた所に枯れて倒れた状態になっている。そのすく横に4代目の将軍桜の苗が植えられている。本樹は樹高が高く真直に伸びているのが特徴で、地元の人々の手入れも行き届いていて、宿り木など、取り払われていた。周囲に染井吉野、山桜など、植えら...
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京都,嵐山の桜

【現状】山桜が数多く点在し、楓、檸等の新緑とのコントラストが見事な景観をつくり出している。 【来歴】 嵐山 は、古来紅葉の名所であったが、後嵯峨上皇が亀山殿(現在の 亀山公園 )を造営し、対岸の嵐山に吉野の桜を移植したのが始まりで、また嵐山は本来天龍寺の境内で開山の夢窓国師が...
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高知県、大藪の瓢箪桜

【現状】枝葉がよく繁茂 L て、占領面積約 0.2 ha に及んでいる。 1986 年の撮影時は、花付きはあまり良くなかったが 1989 年には、満開の姿が見られた。数年前,この桜の回りが整備された。 【来歴】天正13年に大崎村の始祖大崎玄蕃がこの地に移住して来た時...
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福島県、会津若松、伊佐須美神社の淡墨桜

【現状】現在のものは何代目かはっきりしないが、天明 3 年火災で焼け、また、明治 30 年にも焼けたが、その後生じたのが現在の樹である。このように萌芽性が強く現在も蘖が出ている。毎年 4 月末に開花する。花は白く花散り際になると花の中心から紅色が濃く色づく。花は二重咲きが多い...
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兵庫県,樽見の大桜

【現状 )  山中にある白彼岸桜で、地上約 2m のところから数幹に分かれ、上部の 3 本は枯死したが、再び勢いを盛り返した。昭和 62 年から 63 年にかけてこの桜の周囲にある杉の木を伐採して、桜の苗木を植え環境を整えている。 【来歴 )  この木は仙桜の名がある。...
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愛媛県、実報寺の一樹桜

【現状】 境内は同類の桜が 3 本あり,内1本はかなりの老樹で傷みが激しい。本堂の手前ものが一番大きく東側の支幹は失っているが西側の幹は健在である。 【来歴】境内の三老桜樹は天皇お手植えの口碑がある。本寺の山号を聖帝山といい、聖帝山取調書という文献の中に、明治 30 年頃...
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根尾谷淡墨桜

現状 エドヒガン桜で幹の各所に大きな瘤があリ、基部のものは特に著しい。枝張りは東西南北に広く張り出し老木のため枝の各所に折損の後が見られる。 来歴 この桜は旧領主、根尾右京亮の祖先の墳墓の墓標であると言う。根尾家は奈良町時代の初めにこの村に小城を構え,累代この地に居住してい...
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京都祇園の桜

現状、来歴 この桜は, 円山の枝垂桜 、 祇園の夜桜 として惜しまれながら,昭和22年に枯死した枝垂桜の二代目である。初代の枝垂桜は, 八坂神社 が祇園感神院と呼ばれていた頃,その坊の一つ宝寿院の庭にあったものである。明治初年,この付近の地が官有地に編入され、樹木が伐採されようと...
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