【現状】池田山のー角で、山麓に通じる路傍に約1 km近くにわたって山桜の並木があり、若葉の色彩の変化が多い。この並木が尽き、渓流の小橋を渡り山麓の斜面に達する所から、山桜、江戸彼岸桜と枝垂桜とがあり、目通り幹回1.5mを越えるものもある。山上に多い常緑樹は桜の景観にー段の趣を添え...
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Home / Archive for 6月 2016
京都、常照皇寺九重桜
【現状】江戸彼岸系枝垂桜で、本寺の開山堂前の広場に立っている。100年程前に位牌堂の火災により、東側の枝がー部焼失した。現在は西側の枝のみが往時を偲ばせる。昭和41年第16代佐野藤右衛門氏はこの桜を20本接ぎ木しその内の2本が根付いている。 【来歴】北朝第一代光巖天皇が開山し...
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京都、常照皇寺御車返しの桜
【現状】本樹は寺の本堂の横に位置し北側と南側に幹が分かれている。北側のものは既に枯れていて、南側に仲びた幹から枝が数多く出て美しい花をつけている。花の色は白色で、原形を留めている里桜の中では最も長寿の桜と思われる。花の開花は、京都市内よりも2週間ほど遅れる。奈良八重桜も有名である...
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福島県、横田陣屋の御殿桜
【現状) 江戸彼岸桜(薄紅枝垂桜)の大変均整のとれた古木である。 来歴】横田陣屋址は、横田屋敷の北の山で菅原神社の東より護真寺境内にいたる長方形の敷地がその遺構で、御殿桜は宝暦2年(1752)領主溝口真寛が以前の陣屋を拡張し、自ら居館を設けその時に植えたものと伝えられ、土地の...
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愛知県、木曽川堤の桜
【現状】木曽川に沿って約8km、幅10mの堤防上にある桜並木。樹種は江戸彼岸桜、枝垂桜、少数の山桜をまじえまた里桜のある所もある。並木の起点である北方町の大日神社付近から、東方しばらくの間山桜が多く次第に江戸彼岸桜、枝垂桜が多くなる。草井の辺りには、現在染井吉野が植えられており、...
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三重県、長徳寺の竜王桜
【現状】竜王桜は寺院の前庭にあって、根回り50cm 2幹盃状に開きだして枝を張り、その高さ3m、枝張り東西5.5m南北4.5mである。この桜は、フゲンザクラ、フゲンゾウと呼ばれる桜の異種で山桜や染井吉野より遅れて開花するので、若葉を交えて咲き誇るさまは実に美しく仏面に描かれた普賢...
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三重県鈴鹿市、石薬師の蒲桜
【現状】この桜は、山桜のー変種として植物学上からも珍しい。花は白で、直径3~4 cm開花と同時に葉が出る。3株あって、その内西側の株の傷みが激しく、その横から蘖が出ている。現在のものは、何代目かのものである。 【来歴】伝説では寿永のころ 蒲冠者源範頼 が征西の途中、鞭にしてい...
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島根県、三隅の大平桜
【現状】この桜は数本の木がーつになったように見え東の枝5本、西の枝6本に分かれ枝張り12~16mに及び満開時は壮観を呈する。昭和58年、59年は良く花が咲いたそうだが、60年と61年はほとんど花はなく残念であった。これは59年の水害の影響ということである。平成1年4月2日撮影、今...
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山梨県,身延山久遠寺の桜
【現状】 日蓮上人 が開山した 日蓮宗総本山久遺寺 の本院大伽藍前に2本の枝垂桜があって、いずれも樹齢は200年前後とみられる。本院横の庭にある技垂桜は、 身延山 を背景に、聖地にふさわしく俊美壮麗である。身延山の西谷の支院にはこのほかにも140本程の枝垂桜や江戸彼岸桜があり、...
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静岡県、狩宿の下馬桜
【現状】この桜は赤芽の白山桜で、花序4.5cm花径3 cm開花時期は4月15日前後である。かつては、目通り8.5cm枝張り東西22 m、南北16 mの巨木であったが、度重なる台風等により損傷し、往年の雄姿は忍ぱれない。しかし近年若芽の成長により樹勢を盛り返している。 来歴)こ...
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奈良県、仏隆寺の大桜
【現状】この桜は根回り7.7m、根株から2mのところで大小11本に分岐し、分岐枝の最長のものは幹回り1.2 mで四方に枝を広げ樹勢は衰えておらず県下で最大最古の桜として貴重な存在である。 仏隆寺の山桜として指定(昭和53年3月15日)されていたこの桜は開花期に鑑定を受けたところ...
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岡山県、吉念寺の醍醐桜
【現状】落合町から更に山の中ヘ入った村の岡の上にあり木の回りは、みつまたの畑になっている。非常に大きな樹で以前落雷を受けた跡があり幹の南側が損傷しているが樹勢は盛んである。 【来歴】元弘2年、 後醍醐天皇 がこの地に行幸した記念に植えたものであると言う。 所在 岡山県真庭郡...
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高知県、大藪の瓢箪桜
【現状】枝葉がよく繁茂 L て、占領面積約 0.2 ha に及んでいる。 1986 年の撮影時は、花付きはあまり良くなかったが 1989 年には、満開の姿が見られた。数年前,この桜の回りが整備された。 【来歴】天正13年に大崎村の始祖大崎玄蕃がこの地に移住して来た時...
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福島県、会津若松、伊佐須美神社の淡墨桜
【現状】現在のものは何代目かはっきりしないが、天明 3 年火災で焼け、また、明治 30 年にも焼けたが、その後生じたのが現在の樹である。このように萌芽性が強く現在も蘖が出ている。毎年 4 月末に開花する。花は白く花散り際になると花の中心から紅色が濃く色づく。花は二重咲きが多い...
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愛媛県、実報寺の一樹桜
【現状】 境内は同類の桜が 3 本あり,内1本はかなりの老樹で傷みが激しい。本堂の手前ものが一番大きく東側の支幹は失っているが西側の幹は健在である。 【来歴】境内の三老桜樹は天皇お手植えの口碑がある。本寺の山号を聖帝山といい、聖帝山取調書という文献の中に、明治 30 年頃...
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