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群馬県、中正寺の枝垂桜

【現状】乙父の集落から神流川沿いにいくと中正寺に着く。天台宗中正寺の枝垂桜は通称仏乗桜と呼ばれ、枝の上部は枯れているが樹勢は旺盛である。 【来歴】中正寺の住職霓化和尚が京都比叡山延暦寺より枝垂桜の苗木を持ち帰り植えたものと伝えられる。 県指定天然記念物 所在 群馬県多...
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新潟県、梅護寺の珠数掛桜

【現状】里桜で、主幹は枯れてその回りから大小10本の幹が出ている。花は紅色、花径約4 cm、花びら80枚、花心に濃い紅色の小さい花びらが群がる。雄しべは約10本、菊桜に似ているが、花托が半球状をなしていない。 【来歴】浄上真宗の宗祖親鸞聖人が越後の国ヘ流罪され、その間宗教活...
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秋田県、角館の枝垂桜

【現状】旧士族屋敷の街路両側の宅地内に152株あり、殆ど京都祇園の枝垂桜と同類のもので、淡紅色と白色である。 【来歴】明暦3年に角館町に、所預かりとして居住していた高倉大納言慶郷の次男佐竹義隣の嫡男義明の妻が、お輿入れの際に生家の京都三条家から持ってきた桜の苗木三本が植え継...
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岩手県、籠谷寺のモリオカシダレ

【現状】この桜は,大正9年、国の天然記念物調査員三好学先生が龍谷寺で発見された新種で、エドヒガン桜とオオシマザクラの雑種である。樹性は枝垂性で、枝垂彼岸に近く、葉形はソメイヨシノに近い。裏面が裏面が殆ど無毛、子房と花柱も無毛である。主幹の大部分が枯れ、辺材の一部が生きて生育を続...
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山形県、伊佐沢の久保桜

【現状】伊佐沢盆地の高台にある。幹は3つに裂けて内部に大きな空洞を作っている。目通りの高さから幹は3つのおおきな支幹に分かれ、おのおの別株のようになっていて、中央の空洞の側壁を形づくっている。支幹のうち北側のものが最大で、基礎部の周囲は約5 m、枝張りは東方約11 m、西方約1...
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宮城県、昌学寺の不老桜

【現状】寺の本堂に向かって左側に位置し、根本から約4 mの所で大枝は4本に分かれる。現在枝の上部は枯れているが、大枝の途中から垂れた枝は6 mにも達する。幹の下部には瘤がいくつかあり、樹齢300年以上と推定される。薄紅の枝垂桜で樹姿は均斉がとれており優雅である。 【...
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宮城県、北浦山王の桜

【現状】地上1.5mのところで5~6枝に別れていて、全体に老衰の微候がある。江戸彼岸桜の古木である。 【来歴】千古不朽と伝えられ山王権現社の地にあるので古来より村人に山王の大樹と呼ばれてきた。大同年間(806〜809年)坂上田村麻呂が東夷征伐でこの地に陣を張り、凱旋の際記念...
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福島県、向ケ岡公園の桜

【現状)桜の古木は、5株あり江戸彼岸桜、及び枝垂桜である。 【来歴】この公團は、寛政5年(1793)に名代官といわれた寺西重次郎が四民道楽の地として造園したと伝えられるものである。 史跡名勝天然記念物 昭和11年指定 県指定天然記念物 昭和31年指定 所在 福島県東白...
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福島県、馬場桜

【現状】玉ノ井神社の南方虚空蔵堂に接近して立ち、幹の上部は主幹の他に数本の太い枝に分かれ花は白色で、4月23日前後満開になる江戸彼岸桜の老巨木として県下でも有数なものある。 【来歴】この地付近は、源義家が奥州征伐の時に軍馬を練習した場所と伝えられ、字名を馬場と称するのでこの...
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福島県、乗丹坊手植の桜

【現状】花は淡紅色で、福島県の代表的な江戸彼岸桜の古木である。開花期は4月25日前後で、以前没雷の被害を受け衰弱していたが、昭和5 9年の春、県会津若松林業事務所によって補強蘇生工事が行なわれた。周囲は植林した杉に覆われている。 【来歴】この桜は会津恵日寺の僧、乗丹坊が挿木...
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福島県、馬ノ墓の種蒔桜

【現状】馬の墓部落の農地の中にあり紅彼岸桜の巨木でこの桜が咲けば農作業を始める目安とされていたので種蒔桜と呼んでいる。枝張りは約18 mである。枝の上部及び北側の枝が枯れている。 所在福島県大沼郡会津高田町大字旭杉原 周囲胸高幹周囲 5.5 m 樹高 15m 樹齢推定...
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福島県、米沢の千歳桜

【現状】東西19 m、南北18 mに広がる紅彼岸桜の大樹である。樹の下部に空洞があったが現在は修繕されている。花は濃紅色で4月中旬頃咲くので別名種蒔き桜と呼ばれている。 【来歴】この桜は昔、根岸の地頭富塚盛勝が会津高田町佐布川に住む江川長者の娘千歳の死を悲しんで、供養するた...
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福島県、法用寺の虎の尾桜

【現状】元々古い株があり、そこから出た蘖が成長して今に至っている。現在のものは何代かはっきりしない。半八重咲きの花もみられ花が終わりに近付くと中心から紅色が濃くなる。雄しべが旗状に変形するので、虎の尾と名がついた。 【来歴】法用寺は大同2年「807年」大火で全焼し、徳溢大師...
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福島県会津若松、石部桜

【現状】もともとは1本の樹であったものが萌芽によって現在の姿になったものと推測される。花の開花は8本同時ではなく南側が6日位早く咲く。周囲が耕地になっており環境は望ましい。 【来歴】 会津五桜 のーつで、葦名氏の重臣石部治部大輔の庭ににあった遺愛の桜であるといい伝えられてい...
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福島県、三春の滝桜

【現状】山間斜面の中腹の桑畑の中に立っている。根本の前面は後面よりも1,5 m低い。幹の西側の基礎部から太い枝が出ていてこの技が最も長く14mに及ぶ。幹の周囲には凸凹があり一様でなく、内部には多少空洞があるが健全であり、4月20日過ぎに盛んに花をつけ、長い枝垂れが高い梢から下が...
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新潟県、極楽寺の野中桜

【現状】親木は枯死して、現在のものは2代目である。紅山桜の変種で,花弁が大きいのが特長である。太い幹は3本、細い幹は10本出ている。花弁は丸くて濃紅色,花の径は平均4センチ最大で6センチに達し、花序ごとに2〜3の花を持つ。野生紅山桜の天然変形として植物学上貴重である。 天然...
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群馬県、鶴谷の桜

【現状】本幹から出ていた大枝は腐り既になく、その横から出た新芽が成長して勢い良く花を咲かせている。本幹の中は空洞化している。 所在 群馬県勢田郡新里村大字鶴が谷 瀬谷氏宅地内 周囲 4.4 m 樹高 12m 樹齢 450年 平年開花日 4月上旬 鶴谷の桜 は赤...
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群馬県、発知の彼岸桜

【現状】残雪の迦葉山からの冷たい吹き下ろしの影響で毎年開花が遅れる。青森県弘前市に桜前線が北上する頃、この桜は満開となる。小高い山の中腹に位置することも幸いして主幹や大枝などに損傷の跡がなく、群馬県を代表する巨木である。 【来歴】発知田園を見渡す高地にあり、苗代作りの頃に開...
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新潟県、小山田彼岸桜樹林

【現状】蟹沢山の麓、丸山で溪流を渡り、急斜面を暫く上がると山路の南副に約100株の江戸彼岸桜の並木がある。ここから東方、谷を隔戸彼岸桜の並木がある。ここから東方、谷を隔てて官名岳の山腹一帯に江戸彼岸桜の自生があり、落葉樹林中に点々散在し、その最大のものは目通り幹廻り約1.5mに...
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群馬県、上津の姥桜

【現状】主幹はすでに朽ちて新しい蘖が成長して花を咲かせている。 【来歴】室町時代の中期の頃、沼田氏のー族沼田上野景繁の三男景冬初めて名胡桃の郷に居城を構え名胡桃三郎景冬城主となる時に、景冬に姉あり如意姫を称す姫は絶世の美人にして才智万人に勝れ和歌に秀いでて居った、その才能京...
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群馬県、三波川の冬桜

【現状】昭和48年の山火事で、初代の冬桜は全焼し、その後の保存会の手によって約1000本の冬桜が植えられ現在約4000本、毎年植樹されその数を増やしている。桜山の南斜面に特に桜が集中して植えられており全山桜で埋め尽くされ、春を思わせるほど見事である。一部の中に、花が終わってもそ...
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福島県、祭田の桜

【現状】エドヒガン桜の大木で,主幹は大変しっかりしていて、樹勢,花付きも盛んで薄紅色の花を枝一杯に咲かせている。この桜は民家の庭先に有り民家を避けるように少し西の方に傾いている。 所在 福島県安達郡東和町太田字祭田62 東和町指定天然記念物 1976年12月1日指定 周...
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東京都、金王桜

【現状】社殿の両側に1本ずつあり、向かって左側の桜は樹齢50年位で右側の桜は若木である。この桜は長州緋桜という種類で、花弁は5枚~7枚、雄しべが花弁化するものもあってー枝にー重と八重の花が入り混じって咲くように見える珍しいものである。   【来歴】社記によると、文治5年に...
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栃木県、祥雲寺のシダレ桜

【現状】主幹には空洞があり根が地上に露出Lし、地上2.5mのところから大枝を失っているが、樹勢は盛んで枝垂れた枝一杯に花をつける。 【来歴】寺伝によれば明暦年間(1655~1657)本堂再建時に記念樹として植えられたものという。昭和23年に北側のー部が火災にあい焼失したが、...
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静岡県、慶寿寺の桜

【現状】慶寿寺の桜は慶寿寺本堂裏の土手の上に位置し、元株は既に枯れているがその西側の根元の辺りから枝が出て成長し、現在に至っている。元株は竹で覆われ、雨水が浸入しない様に処置してある。 【来歴】慶寿寺には古くから、駿河守護となった今川範氏が駿府に進出する前に、慶寿寺に居舘を...
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茨城県、桜川公園のサクラ

【現状】桜川の桜は古くから桜の名所で、川沿いの桜は護岸工事の為今は無くなり、公園内に11種類、約1000本の桜が植えられている。磯部稲村神仕ヘ続く参道両側に樹齢150年前後の山桜があり、公園内に植えられた山桜は樹齢50年前後で、その中には染并吉野も混じっている。 【来歴】 ...
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栃木県、大山寺のいわしだれ桜

【現状】均整のとれた紅枝垂桜で、枝の損傷もなく樹勢も旺盛である。 【来歴】徳川三代将軍家光公の側室お楽の方(宝樹院)は、四代将軍家網公の母なり、寛永年間お楽の方、病気静養のため大山寺に滞在、そのおりお手植えされたものと伝わる。 県指定天然記念物 所在 栃木県栃木市...
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東京都、千鳥ケ淵の桜

【現状】ソメイヨシノ、サトザクラ、シダレザクラなど約500本の桜が皇居のお堀端に咲く。 【来歴】皇居の周辺半蔵門より九段坂上にかけての堀は、その形が羽を広げた千鳥に似ていることから千鳥ケ淵という名が付いた。この堀端の桜は明治31年に当時の駐日英国大使アーネスト,サトウにより...
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石川県、アギシコギクザクラ

【現状】元の株は既に枯死して、その脇から2本の蘖が出て成長し、その他にも2本若木がある。本樹は山桜系のー品種でー花に80枚~1 40枚の花弁を付ける。蕾は初め桜赤色を呈するが開くに従い外輪の花冠から淡色になりほとんど白になる。 県指定天然記念物 昭和43年8月6日指定 ...
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長野県、貞麟寺の糸桜

【現状】貞麟寺の糸桜は寺院の正面入り口に位置し、上部の枝が折れた跡はあるが樹勢は盛んで雪深い地方の古木としては枝の折れ方が少なく、本幹から分かれた大枝は今も健在である。主幹の下の部分には瘤が多数ある。この地域で桜の古木がほぼ原形をとどめているのは貴重な存在である。 県指定天...
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山梨県、フジザクラ樹林

【現状】浅間神社から吉田口登山道を約4キロの所にフジザクラの群生地がある。指定を受けた場所は道路の両側にあり登りに向かて右側に数多く群生している。指定地のフジザクラは古木が多く、開花の時期もまちまちで満開のもあれば、蕾のものもある。指定地からや離れたカラマツ林の中に、近年植樹さ...
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広島県、石内の枝垂桜

【現状】明治の初め台風で倒れたのを起こしたことがあり、昭和20年には台風で幹が折れたがその途中から枝が出て地上1 mの所まで垂れ下がり、美しい花を咲かせている。この場所は山間部にあたり広島市内より5日程度開花が遅れる。 【来歴】この桜の蕾がふくらむ頃に、苗代田の準備に取りか...
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石川県、ライコウジキクザクラ

【現状】根元から大小5本の幹に分かれ、枝は本堂に向かって伸びている。本樹は山桜系菊咲きの桜として極めて珍しく新種の原木である。花の直径は約4 cmと大きく花托の隆起と花冠多数のため球状となり下部の花冠は顎と共に開花時反曲する。花軸は平均2 cm花柄は平均4.8cmと長い。開花時...
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福井県、日向の山桜

【現状】若狭湾国定公園の日向漁港を見下ろす小高い山全体に、山桜が群生する。赤く見える木は、早咲きか遅咲きの山桜で、ーつの山にこれほど多くの山桜が自然繁茂している例は少なく、大変貴重な存在である。写真右手には日向湖など三方五湖があり、近くには常神半島、三方町の神子の山桜も景勝地と...
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石川県、兼六園の菊桜

【現状】一つの花に花弁が三百数十枚も数えられ、ちようど菊のように咲く。開花期は4月下旬から5月上旬頃までで花の色は濃い紅色から薄紅、満開の時はほとんど白に近い。幹は根元から3本に分かれていて、同類の菊桜が他に2本ある。 【来歴】 兼六園の菊桜 は菊桜の中でも、最も美麗なもの...
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滋賀県、京極道誉桜

【現状】霊通山清滝寺徳源院 (鎌倉時代より近江の守護職であった佐々木氏のー族で、鎌倉時代から江戸時代まで栄えた京極氏の菩提寺) の境内入り口左手にあり、地上2.5mの所から1本、3mの所から2本大枝が上空に広がるよ引こ伸びている。江戸彼岸系糸桜で、単弁で淡紅色の花が咲く。 【...
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